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みっちりとペニスにはりつく肉感を愉しむ深夜。 静まり返ったリビングに交差するのは禁断の交わりに時間を費やして夜更かしする父と子の熱もつ吐息。 「あ……ン」 「こんな風に……のんびりすんのも悪くねぇな」 ソファに腰かけた数也、跨る由紀生。 ネクタイは外されてワイシャツとネイビーの靴下だけを身につけた由紀生はソファの背もたれに両手を突かせて、コクコク、こどもみたいに頷いた。 「お父さん……これくらいがいい……カズ君、いつも焦ってるみたいに……激しい、から」 遅めのリズムで尻奥を緩やかに擦り上げる。 ペニスを甲斐甲斐しくもてなす密壺の肉感にどっぷり浸る。 腰から背中、腰から尻、汗ばむ肌に掌を添わせてじっくり撫で回す。 「あ……」 「感じてんのか、オヤジ」 また、コクコク、こどもみたいに。 「……ン」 くちゅくちゅと唇同士を鳴らしてキスし合う。 絶頂はまだ先延ばしにして、この繋がりを思う存分、切ないくらい、噛み締める。 「はぁ……あ……ほんと……きもちいい……」 ソファの背もたれから数也の肩に両手を移動させた由紀生はとろんと我が子を見下ろした。 「……すげぇ感じてるみてぇ、オヤジ」 「ン……やっぱり優しいのがいい……」 「優しい、って……じゃあ、コレどうすんだよ……?」 数也は二人の狭間で濡れ勃っていた由紀生のペニスをクチュ……と握り込んだ。 「っあん」 「こーいう風に優しくすればいーのかよ……? なぁ、オヤジ……?」 まるで焦らすような手つきで上から下まで鈍い速度で行き来する掌に、由紀生は、小さな悲鳴を上げた。 「あ、あ、あ……」 キュゥキュゥキュゥキュゥ、締まる。 欲を言えばいつものように荒々しく律動したい。 何度も何度も息つく暇もなしに肉奥にペニスを打ちつけたい。 「や……ぁ……カズ君……ゆっくり、いい……っぞくぞく、しちゃ……っ」 いつにもまして蕩けた由紀生の表情をまだまだ見つめていたい。 絶頂までのひと時を二人でもっと味わい尽くしたい。 「あ、ん、あん……っカズくん……カズくん……」 いつもガツガツ平らげるように由紀生を攻めまくっていた数也はそんな自分自身に対して苦笑した。 「カズくん……もっと……お父さんの奥、もっと……擦って……?」 自分から自然とおねだりして、すりすり、甘えん坊なこどもみたいに由紀生は数也に擦り寄った。 「これくらいかよ……?」 「ああっ……うん……はぁ……っぁ……あン……壊れちゃ、う……」 しまいには数也にぎゅうっと抱きついて、掠れた吐息を耳元で惜しみなく聞かせて、すりすりすりすり、いちゃらぶ全開で惜しみなく甘えてきた。 「カズくん……それ好き、ぃ……もっと、ぉ……もっと、して……?」 なんだこれ天国か。 クソ幸せ過ぎんだろ。

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