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12-2
愛しい我が子に抱擁されて由紀生はくすぐったそうに身を捩らせた。
寝起きで頭はぼんやり、日中と比べて冷え込みが増す朝に数也の確かな熱は肌身に心地よかった。
「ふぅ……」
お風呂に入ったときのように満足げなため息が自然と零れた。
無防備な由紀生の心身を許しきった様に数也も満足そうに口元を緩める。
もぞ…………
「ン」
パジャマの隙間に滑り込んできた片手。
ちょっと覗いていたお腹を優しく、なで、なで。
「オヤジこそ寝冷えして腹壊すぞ」
耳元近く、トーンを落とした低い声で囁かれて由紀生はピクン、してしまう。
「お腹、くすぐったい……カズ君……あ……」
お腹を撫でていた片手が上の方へ。
パジャマが捲り上げられて胸元まで、まったいらなぺちゃぱいをもみ、もみ、もみ。
「オヤジのおっぱい、朝一みるく出ねぇの?」
「もう……出ないってば……」
吐息交じりの掠れた声に数也は小さく笑った。
指の先で、触れるか触れないかのところで、乳首の天辺をコチョ、コチョ、コチョ。
「んーーー……っ」
数也の両腕の中で由紀生は背伸びするように身を反らした。
「乳首、腹よりくすぐってぇ?」
「ン、乳首……くすぐったい」
「じゃあここは?」
脇腹の下から伸びた片手がパジャマの内側へ忍び込み、下着の上から、ソコを。
由紀生の最も目覚めていたところを掌でそっと押し包んだ。
「あ……」
数也に触れられたことで自分自身の状態に気付いた由紀生は頬を紅潮させる。
「オヤジも朝勃ちすんのな」
「ま、待って……お父さん、起きたばっかりで、まだ顔も洗ってな、い」
「いーからいーから」
コチョコチョしていた指が今度は乳首をぷにぷに、ぷにぷに、突っついてきて。
目覚め立てのペニスを上下に愛撫されて。
「あ。そーだ」
「え?」
「こっからオヤジの朝一みるく、もらうわ」
「えっ……ちょ、待っ、ひゃあ……っ……」
横向きだった由紀生をぐるんと仰向けにし、布団の中にずぼっと頭ごと体を沈めた数也。
そうして暗がりの中を泳ぐようにもぞもぞ移動して辿り着いた由紀生の股間。
パジャマもぱんつも蔑ろにして密やかに勃起していたペニスに……かぶりついた。
「あん」
目覚め立てのペニスを深々と頬張られて由紀生はブルブル仰け反った。
目の前で大きく盛り上がった布団がふわふわ揺れて上下する様に、全身が隠れた数也の口内に根元まで咥え込まれて温められる、その悩ましい刺激に、ぼんやりしていた頭がやっと覚醒に至った。
「あ、あ、やッ、そんな吸わないでっ、吸っちゃだめっ、カズ君……」
「やぁぁっっっ、カズ君の朝一みるく……っっ」
日が昇って大分明るくなってきた部屋。
数也に朝一みるく(とは言え二発目)を体奥に注ぎ込まれて由紀生はベッドにくたぁ……と這い蹲った。
「すごぃ……お代わり分も、い、いっぱぃきて……はぁ……」
近親ペニスでたっぷりずんずんされ、近親みるくをどんどん生抽入されて、七分パジャマの上だけ羽織った由紀生、朝からくたくたになってしまった。
お腹が空いた。
「カズ君……お父さん、も……朝ごはん食べたい」
「……確かに腹減ったな」
はぁ。やっと卵サンド食べれる。
そう、ほっと一息ついた由紀生だったのだが。
「オヤジ、また零してんぞ」
「うう……っカズ君……っ」
「いい年して満足に飯も食えないのかよ」
「だ、だって……こんなの……っ」
こんなの落ち着いて食べられないよ。
カ、カズ君のが挿入ったまんま……朝ごはん、食べるなんて……。
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