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14-またまた父の日

六月第三日曜日。 「カ、カズ君………………」 まさか父の日に裸エプロン+首輪を身につけるなんて由紀生は思ってもみなかった。 しかも首輪にはシルバーのチェーンリードがとりつけられていて。 本革仕様の持ち手は究極ファザコン息子の数也が手にしていた。 「オヤジ似合い過ぎ」 そこはキッチンだった。 床にぺちゃんと座り込んだ由紀生の真正面にシンプルな部屋着姿で立つ数也。 正に理想通り、自分の欲望に忠実な姿をした父親に武者震いが止まらない。 「カズ君、さすがにこれって……ちょっとやり過ぎというか……犯罪の匂いがするよ……?」 反対に我が子にちょっとばっかし怯えて微かに震えている由紀生。 フリルつき純白エプロンを大学生レベルの童顔と瑞々しい肌艶でまぁまぁ着こなしている、末恐ろしい四十路だ。 「首輪、きつくねぇ?」 「きつくないけど……お父さん、そもそも外したいんだけどな?」 「怯えてるオヤジ、うまそ」 あ、これだめだ、カズ君、意識が完全に向こう側にいってる。 「俺の犬嫁」 「ッ……こ、こらぁ……ッ」 涙目由紀生がおっかなびっくり叱れば数也はクスクス笑った。 「さすがに言い過ぎか」 しゃがみこんで震え続ける由紀生を覗き込む。 滑らかな首にフィットしている首輪をそっと撫でて「首ほっせぇな、オヤジ」と呟いた。 ぐいっっ 「わっ?」 いきなりリードを引っ張られて由紀生は数也の胸に倒れ込んだ。 あぐらをかいた数也は無防備にも程がある裸エプロン父を抱きしめた。 膝立ちになった由紀生はぶわりと真っ赤になる。 「オヤジえろ過ぎ」 柔らかな耳たぶにカリ、と歯を立てられて、ぞわわわわわっ、甘い戦慄に全身を蝕まれた。 「カ、カズ君」 丸見え背中を辿ってモロ出し尻の狭間にまで一気に到達した数也の利き手。 まだ何の前戯も施されていない、ぷくっと盛り上がったアナルを指の腹でゆるゆるなぞる。 すでに自分のカタチをしっかり覚え込ませた肉孔をゆっくりくすぐる。 「今日ぶっ通し俺のちんぽ突っ込んでオヤジのこと体も心も嫁化させてやる」 我が子にお尻の穴を執拗に撫でられて由紀生の胸はキュンキュン疼いた。 ……カズ君、もう硬くなってる。 ……お父さんのこの格好、そんなに気に入ったのかな? 「ッ……オヤジ」 さす、と服越しに股間をぎこちなく撫で上げられて数也は目を見張らせた。 アナルをゆるゆるなぞられている由紀生の女性じみた繊細な手が股座をもぞもぞ這っている。 「お父さん、今日、カズ君に……してあげたい……かも」

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