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「ふ、ぅ、ぅ……っ……ふっ……ふぅぅぅぅ……っ」 陶然と呻吟する由紀生を薄目がちに狭い視界で堪能し、数也は、キスを移動させていく。 脈打つ首筋を辿って、鎖骨を通り過ぎ、胸の突端にぷるるん息づく乳首へ。 空腹を持て余していたケダモノみたいに一気にむしゃぶりついた。 「はぅっっっ……カズくっ、強ぃ、それ強ぃっ……!」 執拗な愛撫にすっかりコリコリ敏感化していた突起を激しく吸われて由紀生は仰け反った。 「そんな音立てて乳首吸わないでっ……お父さん、恥ずかしい……っ」 「ん……そんなん今更じゃね……ん、ん、ん、ん」 「いやっ……あ、あ、あ、あ……っ……とんがっちゃぅ……腫れちゃうから、乳首……っ」 「絆創膏はって会社行け」 「やだやだやだやだっ……あ……ん……っ」 触れ合っていただけの父子ペニスに頼もしげに寄り添ったファザコン息子の利き手。 一纏めにされて、たんまり、しごかれる。 充血して艶めく先っぽや多感な裏筋、カリ首がぶつかり擦れ合って強烈な濃厚刺激が連続した。 激しい水音でたちまち騒がしくなるバスルーム。 「あっ、んっ、あっ、ゃぁっ……カズくんっ……っ」 「水風呂最高だな、オヤジ……なぁ……ッ?」 「ん……っ……水風呂なのに、お父さん……っ熱ぃ……」 「よかったじゃねぇか、丁度よくなって……おらッ、もっと熱くしてやるよオヤジッッ」 「んーーーーーー……っっっ」 数也はぷるるん乳首を平らげる勢いで貪りながら互いのペニスをより強めにしごき立てた。 由紀生は思いっきり喉を反らして、息子よりも華奢な腰をもどかしげにガクガクさせて……達した。 鮮やかに発色した天辺から成す術もなく白濁泡を弾いた。 「いくっっ……っ……っ、っ……っ……はっ……はぁっ……ぁぁっ……んくっ……ぅ……あんっ……んっ……っ……っ」 達した後も竿を何度か往復した数也の手に腹を波打たせ、由紀生は、駄々っ子みたいにイヤイヤした。 「い、いや、だめっ、もぉだめっ、怖ぃっ」 父親が達する瞬間を上目遣いに凝視していた数也は華麗に舌打ち一つ。 「ちッッ……あーーーーーー……オヤジのイキ顔、マジで最ッ高のオカズだわ、何杯もおかわり可、食中毒も怖くねぇ」 「……食中毒は怖いよ、カズ君……」 達したばかりで、自分に力なく乗っかって絶頂の余韻に未だ腰をブルつかせている由紀生に数也の欲は止まらない。 「オヤジ……な、さわって……」 「あ……すごい」 「今日まだ一度も射精してねぇから……あ、昨日もしてねぇ……一昨日もじゃねぇか……その前日だって……これやべぇな、オヤジぃ……俺の精子バカみてぇに溜め込まれてるわ」 「カズ君……」 「オヤジ……突っ込みてぇ」 「……」 「精子溜め込んでぱんっぱんに硬くなった俺のペニスでオヤジの奥までぶっ壊してぇ」 「えぇぇぇえ」 ぶっ壊す宣言に怯える由紀生に数也は笑った。 「知ってんだろ。実際壊さねぇって」 「うん」 「俺のこと楽にさせてくれよ、オヤジ」 「お父さんの体で、カズ君、楽になる?」 「なる。天国行きそうになるくらいな」 オヤジのなかで俺がぶっ壊れる。

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