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「カズ君っ、濡れちゃうっ、廊下濡れちゃうっ」 「後で拭きゃあいいだろーが……つぅか乾くだろ……おらッ」 「え……っ、ちょ、待っ、ぇっ、あっ、えっ?」 「部屋まで我慢できねぇーーーー……ッッ」 「あっ、うそっ、やっ、カズくっ、あっ、あんっ、あんっ」 さらにお行儀悪く辛抱堪らず廊下で腰を振り出した数也、壁に両手を突かせた由紀生に立ちバック、オラオラマイペースでパンパンパンパンやり始めた。 髪の先から雫を滴らせ、足元に水溜りをつくって、由紀生はきゅっと唇を噛む。 痕がつきそうなくらい腰を鷲掴みにされ、先程よりも深いところを躊躇なく貫かれて、悦びの蜜を垂れ流す素直なペニス。 夏の昼下がりの禁断近親スキンシップに掻き回される脳天。 「あんっ、カズきゅっ……カズきゅんっ……っ」 舌足らずな声で自分を呼号した由紀生にガチで舌なめずりする猛犬息子の数也。 「クソクソクソクソッ!!クソがッ!!腰止まんねぇッ!!オヤジ孕ますまで腰振ってやるッ!!!!」 夏バテ知らずのファザコン息子は一頻り廊下で由紀生の尻をパンパンさせた後、やっとこさ冷房の効いたリビングへ移動した。 「ね、熱中症になっちゃう……お水……水分とらないと……」 「確かにそうだな」 「ねぇ、カズ君、まだ……抜かないの? 歩きにくいよ、お父さん」 「うるせぇ」 まだ全身乾き切らずに水滴をポタポタ落とす二人。 父親にどえらく甘えたがりなペニスを挿入させたままキッチンに向かった数也。 無造作に冷凍庫を開けると出来上がっていた氷をいくつか掴み取り、乱暴に閉め、ソファへ向かった。 「ひゃっっっ」 濡れるのも構わずにソファへ乗り上がると由紀生をぐるんと反転させる。 「オヤジの分」 緩んでいた唇に氷を一つ押し込んだ。 「んっっ!」 「ん……冷てぇ」 自分は二つ頬張って口内でカチカチ鳴らす。 ずっと息子ペニスを我が身に咥え込まされて体中ジンジン疼き続け、ずっとピクピクしている由紀生を数也は危うげな眼差しで見下ろした。 「……カズくん、おとうひゃん、あふい……れいぼう、さげて……?」 氷を口にして舌足らずな物言いが増している由紀生に今度は数也のこめかみがピクピク、した。 冷房のリモコンはダイニングテーブルの上、取りに行くのは面倒くさく、水に濡れつつ汗をかいていた数也は。 氷を一つ口から吐き出した。 ぬるぬるになって溶けかけている氷を……熱せられた由紀生の肌に滑らせた。 「ひゃんっっ!つめたいっっ!」 「暑ぃんだろ……? ちょーどいーじゃねぇか」

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