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パラレル番外編-6

小さな頃から大好きだった。 ある頃からか性的な目で見るようになっていった、何よりも誰よりも究極に欲していった、日に日に蓄積されていった、一年後に爆発する予定だった数也の感情が……暴発した。 「あああ……っ……カズくっ……ん……!」 由紀生はソファの上で仰け反った。 父親アナルに深々と捻じ込まれた息子ペニス。 勢い任せに奥をガツガツ突いてくる。 すでに放った白濁を絡ませ、ぐちゅぐちゅ、ぬちゅぬちゅ、卑猥な音を立て、欲望のままに禁断近親セックスにのめり込んでいた。 「何でッ……こんな奥まで挿入(はい)んだよッ? どーいうことだよオヤジッッ」 「ひっ……」 「てめぇッ……男の恋人いんのかよッ……? なぁッ!? 答えろッ!!」 嫉妬に駆られたパツキン数也は由紀生を睨みながら腰を振る。 ぱんっぱんに膨れ上がった膨張肉棒で尻膣を突いて突いて突きまくってきた。 「あん……っっ」 「ッ……えっろい声出しやがって……ソイツの前でもそんな風によがんのかよ……」 「カズく……ちが……」 「何が違うんだよ、事実じゃねぇか、俺のちんぽ初っ端からこんな咥え込んで、初めてのわけねぇだろうがッッ!!」 ずんッッッ、最奥を思いきり貫かれて由紀生は痛々しげに喉を反らした。 目尻から涙が独りでに溢れ出す。 一瞬、はっとしたパツキン数也だったが、彼の下半身でピクピク屹立するペニスを見、悔しげに奥歯を食い縛った。 「息子にケツ犯されて勃起するとか、もう完全に出来上がってんじゃねぇか」 ブレザーを脱ぐ暇も惜しんでのしかかってきたパツキン数也を、由紀生は、傲慢なピストンに揺さぶられながらも懸命に涙まじりに見つめ返した。 「違うよ、カズ君……お父さん、そんな……」 水玉パーカーとインナーのシャツを乱した由紀生を数也は一段と睨みつけた。 「恋人と一緒んなって俺のこと捨てるつもりかよ」 由紀生は本気で泣きそうになった。 そこへ。 「オヤジを泣かせたら、たとえ俺でもぶっ殺すぞ」 浴室からリビングへ、黒髪から水滴を滴らせた、上半身裸の数也が鬼みたいな面構えをして戻ってきた。

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