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パラレル番外編-9
数也二人のペニスでぎゅうぎゅう満杯になった由紀生のアナル。
「はーーーっ……はーーーっ……はーーー……っ」
由紀生の緩んだ唇から次々と滴り落ちる唾液の糸。
「すげ、ぇ、これッ……オヤジんなかで、ちんぽ、擦れ合って……」
由紀生にしがみつかれた、ソファに仰向けになったパツキン数也は、全身に電流が駆け巡るような壮絶感覚に腹底を悶々と滾らせた。
「こんなん……他人だったら考えらんねぇプレイだな……」
由紀生の尻たぶを左右限界まで押し開き、膝立ちになっている数也は、よからぬ絶景に釘づけになる。
二人の究極ファザコン息子にサンドされた由紀生。
初めての二輪挿し。
クタクタだった体にとどめの悶絶プレイをキメられていた。
「だ、だめ、ほんと、これだめ、おとうさん、しんじゃ、しんじゃぅ」
二本のペニスでいっぱいいっぱいな尻膣、息をするだけで否応なしに全身に響き渡る半端ない挿入され感、圧迫感に脳みそまでグツグツ煮え滾るような。
「あ、あん、やぁ、ぬいて、カズきゅ、むり、だから、これ、ぇ」
涙をぼろぼろ流して哀願する由紀生に、数也は、興奮が止まらない。
「い……っっっ」
ず……ず……とペニスを抜き挿しされた。
内臓が引き摺り抜かれるような感覚に由紀生は背筋を戦慄かせる。
「やだ、ぁ、かずきゅ、の、ばかぁ……っ」
イヤイヤと頭を左右に振って嫌がる父親に舌なめずりまでし、数也は、ゆっくり腰を振る。
「あ、あ、ぁ、あ、あ、ぁ」
「ッ……俺も、だめだ、こんなん……ッ」
「ぇ……ぁ……カズきゅ……」
「我慢できねぇ……ッ」
数也の律動によって抜けそうになっていた自分のペニスを、パツキン数也は、強引に奥へ捻じ込んだ。
「あっっっ」
あらぬところをグリグリ、ゴリゴリ、ズリズリされて由紀生は喉を引き攣らせた。
パツキン数也との狭間で悶絶するペニス。
さらに新たにふしだらに濡れていく。
「ふ、二人ともぉ、だめぇ、動いちゃらめぇっ」
「く……ッ……舌回ってねぇオヤジ、クソかわいすぎか……ッ」
「はぅぅ……っ……っ……ら、め、ぇ……っ」
「オヤジ……ッ、クソッ、この奥もっとどろどろにしてぇ……ッ」
「ゃぁんっ……そんな、いっしょに動かれたら、おとぉひゃん、どろどろのぐちゃぐちゃになっひゃ……っ……っ……!」
際どいまでの尻孔拡張、ゴリゴリゴリゴリ、腸壁を擦り上げられ、交互に突き上げられ、時に二人同時に突き上げられ、シンクロしたピストンに由紀生は咽び泣いた。
「やーーーーー……っっっ……!!!!」
二人揃ってビックンビックン射精痙攣、アナル奥にたっぷりたんまり種付けされた際には、ガチで虚脱しそうになった。
「は……ッ……すげぇな……オヤジんなか、とろとろンなってる」
「オヤジ、クソエロすぎンだろ……このふしだらオヤジが……」
「みっ……見ちゃらめぇ……やらぁ……おとぉひゃんのなか、のぞいちゃ、らめ……」
二人の数也にあられもないソコを代わる代わる覗き込まれると、ラッコみたいに、両手でおめめを覆うのだった……。
「オヤジ」
「う……ん……カズ君……?」
「オヤジは、今、どーなんだよ」
「うん……?」
「今、幸せか?」
「……うん……」
「そうか。よかった」
「……カズ君……?」
目覚めればパツキン数也はいなくなっていた。
ソファにごろ寝した由紀生はポツリと言う。
「ちゃんと元の場所に帰れたかな、カズ君」
連休も残り僅か。
特別な休みが終わればありふれた日常が待っている。
「トーゼン、帰れただろ」
キッチンで由紀生の昼食を作っていた数也はカウンターの向こうから返事をした。
「ウチへの帰り道に迷うわけがねぇ。何せ俺だからな」
「うん」
「ほら、できたぞ、オヤジランチ」
「やった」
由紀生の好物を揃えて綺麗に盛り付けたワンプレート、自分は適当にざっと盛って、二つのお皿をダイニングテーブルへ運ぶ。
缶ビールを二つ用意していた由紀生は「ありがとう、カズ君」と「お父さんランチ作ってくれる係」の数也に礼を述べた。
「……」
「うん? どうかした?」
「数也って呼び捨てにしねぇの」
「……あれは期間限定なの、サービスはもう終わりました」
「残念」
うん、お父さん幸せだよ、カズ君。
カズ君とのありふれた日常、一生、大切にするよ。
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