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「は……っオヤジ……ああーーーー……」 堪えきれずに時々唸って、ぱんぱんぱんぱんむやみやたらにピストンしてはバックで肉の穴を掘りまくる。 海外スクリーモ系ロックバンドのポスターだらけな壁にもギラギラじゃらじゃらが垂れ下がった雑然とした部屋のベッド。 ぎしぎしぎしぎし揺れが刻まれる。 「あっああっカズ君……っらめぇ……!」 しっとり汗ばむ肌にワイシャツが張りつき、肩甲骨のラインがさり気なく誇張されている。 しっとりすべすべの尻はペニスを打ちつけるたんびに小刻みに揺れていた。 「……ああーーー……とまんね……」 数也ははしたなく笑った。 色白の父に肌を寄せると、寝バックで抱きつき、膨張亀頭をさらに奥まで狭いキツイなかへ、ぐっっっっさり押し込んだ。 「ひっ、あっ、奥、えぐられて……!」 「すげー……さいこー……オヤジー……はぁーー……きもちいーー…………」 久し振りの親子の会話をまさかこんなかたちで迎えるなんて。 「あーー……はああ……」 すぐ耳元を数也の抜けた声が通り過ぎる。 熱い息が首筋にかかる。 ざらりと肌に感じるのは顎の無精ヒゲだろう。 「やば……まじ、いい…………」 どこか甘えたような声音は少し懐かしい感じがした。 『おとぉさーん! ほらほら、アリジゴク!』 アリジゴクに滑り落ちていく蟻達を無邪気に眺めていた、幼い数也の笑顔が、由紀生の脳裏を過ぎる……。 思えばあの頃から何かしらの兆候が出ていたのかもしれな、い。 「うあ……出る……」 「ええっあっカズ君……っだめっそれだけは……っ!!」 「ああああーーーー……いくーーー…………!」 「やっやぁぁぁぁ!! なっなかはだめぇ…………!!!!」 「うっ」 「やぁぁーーーー……!! なか……っだめって言ったのにぃ……あっあっあーー……!!!!」 由紀生はシーツにしがみついて息子からの中出しにびくびく身悶えた。 十代ペニスは力強く脈打って特濃精液をたっぷり注ぎ込んでくる。 由紀生のアナル奥は勝手に緻密なる収縮を繰り返し、搾り取ろうとする。 「……オヤジのココ、やらしく動いてんぜ……」 貶める以外の何物でもないと感じられる台詞に、返す言葉もなく、由紀生が打ちのめされていたら。 ぐいっと強引に体の向きを変えられた。 深々と挿入()れられたまま。 「ひぁぁ……っ、んっっっ!!??」 数也にキスされた。 ぶちゅっと唇が重ねられたかと思うと、ぬるっと、舌が口内に突進してきた。

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