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「……ちょ、オヤ、ジ」
「だ、だって……濡らさないと、カズ君の大きいの、挿入らないから」
「この状況で……マジで最後まで……スんのかよ?」
床ですやすや眠る部下をちらりと見、爽やか寝顔に何ら変化がないことを確認すると。
由紀生はぎこちない手つきで数也のスウェットとパンツを一緒くたにずり下ろした。
自身の鼻先まで反り立った数也に、恐る恐る、舌先を伸ばした。
ぬるるるる……
「う」
ぬるぬる……ちゅぷっ
「あっ」
由紀生に先っぽを舐められた数也は後頭部を枕に擦りつけ、もどかしげに喉を反らした。
拭かれたばかりの汗が再びぶわりと全身に噴き上がる。
「カズ君……ん」
「あ、オヤジ……ッ」
「う~~ん」
親子の動きが同時にぴたりと止まった。
二人の視線がそろそろと床で寝る部下に注がれる。
「う~ん、むにゃむにゃ」
ベッドとは反対側に寝返りを打った部下に、由紀生はほっとし、数也はやはり無理だと思い至る。
「おい、オヤジ……せめて、こっから、移動、してから」
「……大丈夫、起きないから、彼は」
「……オヤジ」
いつになく強情な由紀生に数也は目を見張らせた。
ペニスを口内深くに招かれて先っぽが喉奥にこつっと当たると、またきつく目を閉じ、必死で声を抑える。
すごい、カズ君の、口の中でビクビクしてる。
これが、いつも、お父さんのお尻に……挿入ってるの?
お尻の奥、いっぱい掻き回して、すごく激しく出たり入ったり……してるの?
「……カズ君、お父さん、もう……欲しい」
自分の唾液と数也のカウパーで口元を濡らした由紀生は、パジャマのズボンをパンツと一緒に脱いでしまった。
「……マジかよ」
「カズ君、そのままでいいから……今日は、お父さん、動いてみるね?」
息子に跨る由紀生。
どきどきが止まらない胸にすでに微かに喘ぎながら、空中に聳え勃つペニスを片手で支え、くちゅっ……、ひくつき中のアナルに押しつけた。
くちゅっ……っぬぷぷぷぷぷぷ……っ
「……ッ」
「うあ……ッ」
あ、きてる、きちゃう、カズ君のおちんちん。
お父さんのなかに、いつもより熱くて硬いの、いっぱい、きちゃう。
お父さんのなか、とろけちゃう……。
自力で全て一息に捻じ込ませるのは難しく、途中まで胎内に息子を抱き込んだ。
頻りに波打つ数也の腹に両手を突いて、慎重に、動き出した。
きし……っきしきし……っきしぃ……っ
これがまた互いにもどかしい。
奥まで至らない律動に二人のペニスは正に我慢汁を垂れ流す。
必死で声を堪えて、こっそりこそこそ、禁断近親焦らしえっち。
「あ……んっカズくん……ご、めん、ね……お父さん、ヘタで……っあん」
「……この、エロオヤジ……ッうぁ……く」
数也は緩みがちな自分の唇に腕を押しつけて切なげに呻吟した。
そんな見慣れない息子の様に、親ばか全開、由紀生はうっとり見惚れた。
きしっきしっきしっきしっ
相変わらず濃密合体までには至らない、浅い繋がり、ゆるゆるストローク。
焦らしえっちに我慢カウパーを噴き零してビクビク屹立した由紀生のペニス。
絶頂は近づかずに熱だけが上昇していく。
そんな生殺し状態に限界を来たした数也。
熱い両手でぐっと由紀生の尻を掴んだ。
「あっ」
「オヤジ……っ絶対、大声、出すなよ……ッ?」
「む、むりかもっ……お父さん、大声、出ちゃうかもぉ……ッ」
「……我慢、しろ」
ずんっっっ!!!!
「ッッッッッーーーーー…………!!!!」
焦らされていた数也のペニスが由紀生のアナル最奥まで一気に突き刺さった。
突き刺さるなり、ごりごりごりごりごりごりごりごりごりごりごりごり、怒涛の亀頭攻め。
「ッッッ!!!! ッッ~~ッッ~~!! ッッッッッ!!!!」
「う…………ッう…………ッ~~…………ッ!」
肉粘膜内をぱっくり押し拡げられて最奥に小刻みに亀頭を擦りつけられた由紀生、指を噛んで声を堪える、数也も数也でぎりぎり歯を食い縛り、腰を浮かせたまま、とにかくごりごりごりごりごりごりごりごりごりごりごりごり!!
「「ッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!」」
他人が眠る傍ら、仲良く親子二人で達した、そんな夜は速やかに明けて。
「……頭がぼぅってする」
「……げほっごほっ!!」
「あれれ、親子二人とも熱出しちゃうなんて大変だ!」
たっぷり睡眠をとって元気いっぱい、朝っぱらから爽やか全開な部下、弱りきった発熱親子に爽やか笑顔を惜しみなく降り注いだ。
「しょーがないです! 僕、休日返上してお世話させて頂きます!」
鬼畜通り越して、神様かもしれない、この部下。
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