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【高校生編】2-4
思わず恋人同士みたいにぎゅっとしがみつき、頻りに体を波打たせ、唯来は成す術もなくボクサーパンツの内側でトコロテン射精に至った。
「ん゛ーーーーーッッ!!」
「ゆ、唯来」
「唯来チン、匠海の超絶キスの餌食になったかぁ」
ポップコーンを平然とモグモグしている龍の向こうで、まだ超絶キスが続行中でありビクビク悶絶している唯来を、陽真は……じっと見つめた。
「唯来チンのこと好きなんだ?」
クラスのしっかり者であるバスケ部黒髪男子は、見るからに軽薄、朝まで余裕でチャラチャラ遊んでいそうな滉大に咄嗟に願った。
「唯来には言わないで……ッ」
これまで数センチ視線を逸らして目が合うのを避けていた陽真に真っ直ぐ一生懸命見つめられて。
滉大は意地悪に笑った。
「どーしよーかなー」
「ッ……んっ、ぷ、はぁ……っはぁッ……はーーッ……はーーッ」
一方、やっと息継ぎが許された唯来。
空中にだらしなく唾液の糸を連ね、貪られたばかりで弱々しげに震えるグミみたいな唇。
「は、ッ……はーーッ……ぃ……いっちゃったぁ……俺ぇ……ぅぇっ……ぅぇぇ……っ」
キスだけで射精してプライドずたずた、ショックの余り幼児がえりしたみたいに愚図る。
悩殺キステクの持ち主はぞんざいに愉悦した。
「唯来クン、よしよし」
「ぅぇぇ~~」
「君の唇、俺好みですよ?」
舌先で蹂躙したばかりの口内に長い長い指が蛇さながらに。
危うい刺激に痺れかけていた唯来の舌先を捕らえると、緩々と擦り上げ、細やかにしごいた。
「ふ……ッふぅぅぅぅ……ッ」
「舌も可愛いですねぇ、よしよし。ヨダレだらだら垂れ流して。精液おもらしまでして」
「ふ、ぅ、ぅ、ぅ、ぅッ」
片手で股間を、服の内側で達したばかりのゲスヤリチンを掌で揉み上げる。
「クリトリスより敏感なおちんぽしてるんですねェ、唯来クンは」
卑猥な台詞に鼓膜までゾクゾクさせて、制服を着たままの唯来はあっという間にとろとろに……。
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