30 / 43

【高校生編】4-1

「あっ……ぅぅっ……ンンぅンっ……」 パネル壁に正面からもたれた陽真の捩れ声が湯気立つバスルームに溶けていく。 「あ、う、あぅ……っ」 唯来は陽真の真後ろに立ってクラスメートの仮性包茎をひたすら手コキしていた。 ほぼ同じ身長の二人。 バスタブの中で立ってぴったり重なった体、バスケ部所属の陽真の方が厚みがあって筋肉がついている。 アソコのサイズで言えばゲスヤリチン男子の方が勝っていた。 そんな唯来の手の中でとろとろになっていく陽真のペニス。 今はすっかり皮が剥けて初心なプルプル先っぽがお目見えし、えっちなお汁を素直に垂れ流していた。 「陽真の、ぬるぬる」 すぐ背後で唯来にポツリと呟かれて陽真はさらに真っ赤になった。 『唯来くーん、いっしょお昼食べよ』 昼休み、自分のクラスだけじゃなく別クラスからもやってきた複数の女子にしょっちゅう囲まれていた学年一のモテ男子。 『うん。みんなで食べよ』 綺麗に染められた髪、自分に向けられる好意には全て平等に接して、お菓子みたいに甘い笑顔で周囲を虜にしていた。 王子さまみたいだった。 自分にないものを当たり前のように持つ唯来にいつの間にか陽真も虜に、 「ッ、ッんんんっ……!」 「あ。もういっちゃう? 陽真の、すごく硬くなった」 唯来にチンコしごかれてるなんて。 夢みたいだ。 「い……いっちゃう、唯来……っでちゃ……っあーーーーー……っっ」 やや強めに上から下までペニスをしごかれた陽真はビクリと過剰に腰を反らした。 「あ」 先っぽから激しく迸った真っ白みるく。 動かす手を休めずにしごき続ければビュクビュクと次から次に白濁泡を弾いた。 「あっあっあっ……!!」 ムチっとした締まりのいい運動部尻を痙攣させて陽真は嬌声を上げた。 割れ目にぶくぶく溜まりゆく残滓。 裏筋へゆっくり滴っていく。 「は……っはぁっ……はーーー……っ……、……ッ」 パネル壁に片頬をくっつけて射精の余韻にブルブルしていた陽真は気が付いた。 お尻に触れる硬いソレに。 「唯来も……勃ってる?」 問われた唯来は陽真の背後で「……勃ってない」と返事をした。 「え、でも」 「先、上がって、陽真」 「……俺、その……しようか?」 「ッ、いい、別にッ、俺ホモじゃねーしッ」 「……………………」 「あ……俺のことは気にしないで……うん」

ともだちにシェアしよう!