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第212話
カガワは引き出しの一番下からバイブを取り出して、それにもローションをたっぷりと塗る。
そして秘部に当てがって、一気に挿入した。
「ッーーーーー!!」
声にならない奇声を発して、達した。
だけど、コックリングをされているから射精はしていない。 ドライだ。
カガワは悶える俺を見て、ニヤニヤと楽しそうに笑っていた。
いつかぶん殴ってやる!と思いながら、快感に飲まれていく。
「そろそろ時間だ。 仕事に行くから大人しくしておくように」
「……は……?」
手足を縛って、コックリングをはめられて、媚薬も飲まされて、アナルにバイブが入っている状態で放置だと?
意味わからん、と思っている間にカガワは行ってしまった。
イキたくて、イキたくて堪らないというのに、この状態で放置はかなりキツい。
自分で慰めようにも、自由が利かないからどうしようもできない。
「……ぶん殴る……」
あのクソ情緒不安定男、僕が自由になったら絶対にぶん殴ってやる。
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