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第216話

何度もドライでイッて、ほぼ放心状態だった。 コックリングを嵌められている性器が締め付けられて痛い。 頭が痛くて、視界がぼやける。 薄れていく意識の中で、誰かが部屋に入ってきた。 たぶんカガワだ。 カガワは足を縛っている紐を解いて、大きく足を開かせる。 コックリングを外し、ナカに入っていたバイブを抜いた。 解放された性器からはトロトロと精液が溢れて止まらない。 「……っは、ぁ、……」 「………頃合だな…」 そう呟いて秘部に熱いソレが当てがわれ、ゆっくりとナカに入ってきた。 気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い!!!! 嫌だ……嫌なのに、抵抗できない、体が動かない。 きっとカガワはこうなる事を知っていて放置したのだ。嵌められた。 涙が溢れてきた。カガワとセックスしてしまった。汚れてしまった。 もうアリスの元には帰れない。 そう思ったから。 吐き気がする。気持ち悪い。 「……た、すけ…て……あ、りす…」 「はっ、誰も助けになんてこない。一生な!ハハハハッ!」 男の狂ったような高笑いに耳を塞ぎたくなる。 絶望だ。 目の前が真っ暗になった。 コンコン、とノックの音が聞こえカガワは舌打ちをして、ベッドから降り扉へ向かった。 その瞬間 「アガっ!!!」 カガワの叫び声が聞こえた。 そこで俺の意識は途切れた。

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