227 / 267

第228話

キツいけれど、ナカにアリスが入っている感覚が堪らない。 アリスの熱を感じて、体がゾクゾクと震える。 ゆっくりと腰を動かす。 グチュ、グチュといやらしい水音が室内に響く。 ナカがキュンキュンして、気持ちよくて止まらない。 「んッ!あん!き、もちぃ……っ! あり、す……っ」 「はっ…、可愛い…、」 アリスも気持ちいいのか、色っぽい吐息をつく。 かっこいい、好き……。 社長としてのアリスじゃなくて、恋人としてのアリス。みんなの知らない顔を僕は知っている。 優しくて、かっこよくて、僕の事を大切にしてくれる。 たくさん知らない事を教えてくれた。 こんな僕を好きになってくれた。愛をくれた。 なんて幸せ者なんだ。 好きだ。大好き。 「アリス、すき、すきだよ……っ、」 「白雪……泣かないで…」 自然と溢れてしまった涙をペロリと舐めとる。 目元にキスが降ってきて、唇にも。 唇の間から舌が入ってきて、口内を犯す。必死にアリスのキスに応えるように舌を絡ませ、唾液の交換をする。 ふいに尻タブを捕まれ、グッと腰を落とされた。深くまで入り、体を支える力を無くしてしまい、アリスの首に手を回し縋り付く。 ズンッと容赦なく突き上げては、甘い声を上げる。 「あぁっ!や、だ……、イッちゃうっ……!あぁぁ!」 「……は、……ぁ、」 頭の中が真っ白になり、イッてしまった。 お互いの腹を汚すように飛んだ白濁液がいらやしい。 ビュクビュクとナカにアリスの白濁液が注がれた。 気持ちよかった。幸せだ。 「愛してる……」 繋がったまま、深いキスをした。

ともだちにシェアしよう!