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「だ……」 「だ? 」 「ダメ!!!」 「ブっ!」 今にもキスしてきそうなアリスの顔を咄嗟に押しやった。「ブッ!」と全然かっこよくない声を出して尻もちをついているアリスを睨む。 外でなんてやりたくない!青姦は趣味じゃない! 「ごめんね! でもここじゃヤダ!」 「え、あー、そういう事ね」 尻もちをつくアリスが可哀想できちんと謝っておいた。なぜ押し返されたのか理解したアリスは納得して立ち上がる。 見上げると、日差しが眩しくてアリスの顔がきちんと見えない。どんな顔をしているのか分からなくて、不安になる。 もしかして、怒ってる?アリスは青姦がしたかったのかな……。なんてバカみたいな事を考えていると、よいしょと僕を軽々抱き上げて、肩に担がれる。 「え、え?なに!?怒ってるから僕を海に捨てるの!?」 「そんな事するわけないでしょ! 別荘に戻るだけ!」 「そっか!よかった」 海に捨てられないと分かり、ホッと息をついた。 青姦させてくれない僕を嫌いになって、海に捨てるのかと思った。アリスはそんな事しないと思うけど、もしそうするならせめて浮き輪を投げて欲しい。 「外でするのは嫌なんだよね。 ならベッドの上で可愛がろうと思って」 「僕、疲れた……」 「大丈夫、全部俺がシてあがるからね」 うー、まじか.......。久しぶりに外に遊びに来て、初めての海に大はしゃぎし、結構体力を使ったと思う。それはアリスも同じだと思っていたのに……。一体どこにそんな体力隠していたのか。 抵抗しても無駄だと思い、大人しく担がれて、別荘に到着したのだった。

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