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第48話
腰が抜けてヘナヘナになっている僕を横抱きにし、寝室へ移動する。
ボフッと背中に柔らかい感触。
アリスが僕を見下ろして、ペロッと舌なめずりをした。
その仕草ですら色っぽい。
「白雪は乳首感じるの?」
それを聞かれ内心ドキッとした。
実は僕、乳首が感じないのだ。
風俗の時も乳首を弄られるけど、何も感じない。
でも無表情だったらダメだから、感じないけど感じるフリをするという苦痛の思い出がある。
目をそらした事で大体察したのか「ふーん」とアリスが呟いた。
「乳首ってすごい気持ちいいらしいよ」
「知ってる...それくらい......僕だって感じるようにそれなりの努力はしたけど...」
「まぁ感じない方が俺好みに開発できるし良いんだけどね」
そう言って、乳首をきゅっと抓られた。
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