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第103話
アリスの手が僕の服の中に入ってきたその時、ピンポーンとチャイムが鳴った。
チッと舌打ちをして玄関に向かうアリス。
玄関のドアを開けると同時に「は?!」とアリスの動揺した声が聞こえてきた。
「アリス...?どうしたの?」
少し除きながら声を掛けると、そこにはすごく美人なたぶん...男性?が立っていた。
美少年だ...身体の線が細くて、顔も肌もお人形さんの様に整っていて、真っ白な肌だった。
だけど、どことなくアリスに似ているような...
「さっき言ってた、俺の弟のrizu。本名は愛須(あいす)」
「あ、どうも!愛須です」
「どうも、白雪です...」
やっぱり弟さんだったんだ...
コスプレしてないし、テレビに出てたみたいに女装もしていないから分からなかったけど、実物もかなり綺麗だ。
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