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第2話 - 13 *

「ひあっ……あっ、あああぁっ! 触っ、てくだ、さ……っ! 前、擦って……ぇッ!」 「なにを?」 「んぁあぁっ! あ゛、ああぁあぁっ! ぼ、僕のぉっ! ぼくのっ、ちん、こっ……いっぱいこすってっ、んぁあっ……しご、いてぇっ……きもちよくしてぇえぇ!」 「やればできんじゃねーか」  僕の絶叫に、鈴木の瞳が熱に揺れた。鈴木は僕の亀頭を撫でて、びしゃびしゃと溢れる先走りを塗り付ける。 「あ゛あぁあぁッ! んあぁあ、ああぁあぁ!!」  それだけでもびくんと身体は大きく跳ねる。身体にぐっと力が入って、欲しがるように腰を突き出した。鈴木は焦らすつもりもないのか、先走りで濡れた掌でぐちゅぐちゅとそこを扱き上げる。その間にも後ろを容赦なくぐりぐりと揺すぶり、僕の射精を促した。 「ひ、ん、んんぅ! あっ、ふぁああぁあぁッ! 出るぅうッ、イっちゃ、あぁあぁあ!!」 「早速かよ」 「はっ、はぁっ! むりむりぃ我慢でき、ないぃぃッ! あ゛っ、んぅああぁあぁあ!!」  かちゃかちゃとベルトの金具が鳴る。首が仰け反って、息がうまく出来ない。股間から背筋を走る快感に、身体が溶けていくようだ。鈴木が僕の鈴口を親指で抉った瞬間、より強い快楽の波が僕を襲った。 「ふぁっ……っ、ん、んぁっ、あぁッ、あ゛ああぁ、んあぁああぁあぁああぁッ!!」  いつもより大きく激しい快楽に、鈴木の指をぎゅぅと締め付けながら、僕は精を吐き出した。それは僕のYシャツやベッドをぱたぱたと汚す。それでもしばらく吐精は止まらず、僕の痙攣に合わせてびゅくびゅくと出続けた。それは鈴木の顔まで飛んで、その頬を汚す。鈴木はそれを手の甲で拭ってぺろりと舐めた。

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