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※第5話
「かいざ、どうした」
視線を逸らしたまま気まずそうな表情を浮かべて首を振るカイザを、八郎歯のぞきこんでやや膨らみを帯びた下肢へと視線を落とすと、道理がいったとばかりに何度か頷く。
「なんじゃ、おのれは興奮してしまったか。鬼の子といえども、ますらおなのだな」
可笑しそうに笑いながら、からかうようにカイザの肩に腕を回すと、おもむろに下肢のイチモツをつかみあげる。
「ッ!!はちろう、やめろ。おのれに穢れがうつる」
顔を真っ赤にして、ぶるんぶるんとこうべを振り乱す様を見下ろして、ぐいと八郎はその体を抱えあげる。
「なんだ、しっかり茎が張ってるじゃないか。本当はもののふの契りはもののふとしかしてはいかんのだが、かいざには腕の礼をせねばならんからな」
独りごちで納得しながら、カイザの小さな小屋の中に入り込むと、茣蓙の上にその体を下ろして馬乗りになる。
「礼などいらぬ。退け」
体を押し潰すかのように、茣蓙の上へとはりつけられて、もがくようにして焦るカイザの頭を八郎は撫でる。
「穢れなどではない。誰にそう言われたのか、わからぬではないが…」
鬼の血筋を遺すまいとする島の住人達は、カイザにそこを人に触らせると穢れが移ると教育したのだろう。
カイザの粗末な麻布の下履きを引き下ろして、下肢をさらけ出すと、頭を降ろして大きな唇に含む。
「ッ、はちろう、やめ、ろ。おれの其れは食い物ではない」
恐慌した様子で八郎の頭を引き剥がしにかかるが、ビクともしない。
ちゅぱちゅぱと音をたてて、ざんばらの黒髪を揺らして太く大きな茎をしゃぶりたてる。
カイザも抗いようのない、初めてそこで感じる他人の体温に目を見開いたまま息を荒くしていく。
八郎が何をしようとしているねか、何がしたいのか全くわからず恐怖しかなくて、それでも力をもって充血していく肉の感覚に翻弄されていた。
「食いはせぬよ。きもちが好いだろう」
顔をあげて八郎は手を伸ばして金色の髪に触れると、深々と喉の奥まで飲み込む。
迫り上がるような噴射したいという本能の感覚に、何度も首を振ってイヤだと繰り返す。
舌が絡まり射精を促す度に、カイザは必死に八郎の頭を叩いて気を逸らす。
「……強情じゃなあ」
流石に根負けしたかのように、呆れた表情を浮かべると、体を起こして腰をあげる。
「しばらく契りをかわしておらぬからな、少しきついかもしれぬが」
カイザの肉茎の根元を持ったまま、八郎はそこにおのれの腰を降ろした。
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