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※第7話

身体を反転させて、獣の交尾のような体勢になり硬い体を軸にして穿つカイザの強引な動きに、八郎も楽な体勢をとろうと腰を上げてこうべを茣蓙へと擦り付ける。 今までまぐわってきた男のものとは比較にならないほどの長い肉が奥深い場所を遠慮なく突き上げる。 「ッーーあ、ッく、なか、ああ、あつ、い、あああ、アッ、くうッ、ああ、あ」 「っ、はちろ、はちろぉ……ッ」 理性が保てない様に咆哮する八郎に、食らいつくように肩を押さえつけて強引にえぐるカイザにも、理性はもはやないようだった。 津波のような快感の波に二人とも溺れて、互いに貪り合っていた。 カイザが気がついた時には、入り口から見える日はすっかり翳っていて、宵闇が迫っているようだった。 茣蓙の上で、身体を離すこともなく、気を失うように眠ってしまったかのようだった。 慌てて身体の下にある八郎から離れようとすると、ぐいとカイザの腕を八郎が掴んだ。 「どうして……おれは、お前を穢してしまった」 「それは、島の奴らの嘘だ。皆、こうやって交尾して子を為している。おまえの鬼の血が残らぬように、絶やしたいんだろうな」 掠れた声で、だるそうな表情を浮かべて伝える八郎からは、さほど疲労感は無いようだ。 「交尾っ、て。八郎は、男ではないか」 「じゃが、出来ただろ。もののふは、戦場で興奮したら、おさめるためにちぎりを交わす」 「おれは、もののふじゃない」 「そうだな。だから、こんカラダを使っても、おのれをわしのもののふに欲しかったんだ」 ちらと見上げた、射抜く様な黒い瞳に囚われたかのように、カイザは動けなくなる。 時折見せる豪快そうな八郎の中にある、暗い影に手足ごともっていかれそうなゾクゾクした感覚を覚える。 「なんじゃ、好いたおなごでもいたか」 ざんばらの黒髪を掻き上げながら、揶揄うような口調で問いかけられて、カイザは首を横に振る。 「里には降りてないから、おれははとがびとの監視と漁するしか、許されてないから」 「好きにすりゃいいじゃねえか。おのれは、わしと違い咎人じゃない。なあ、この島からわしと逃げてみやこで一緒に戦わないか」 八郎は、誘うようにカイザの首に自分の腕を回してその唇をペロリと舐めあげた。 カイザは首を横に振ると、八郎の腕をぐいと強く掴み返した。 「お前を逃すわけにはいかない、よ。おれは、裏切り者にはならない」

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