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教室で、イけない時間_3
今、自分はシャツ一枚だけしか身に着けておらず、それも太ももが濡れて光っている。
何をしていたか一目瞭然。この姿を見られたら言い訳など出来ない状況だ。
「こりゃまた派手にまき散らしたなぁ」
電話越しでなく別の方から声がする。恐る恐るその声の方へ顔を向ければ香椎の姿があり、生徒だと思っていた主は香椎だと解って涙がふいにこぼれおちる。
「おいおい、泣くなよ」
蒼真の身を抱き上げて机の上に座らせて、蜜で濡れたモノをハンカチで乱暴に拭った。
「や、そんなに乱暴にしちゃ」
未だ熱の抜け切れぬ箇所は愛しい人に触れられ、すぐにかたくなってたちあがる。
「乱暴にされて、たちあがらせといて良く言うよ」
と、今度は直にその箇所へと触れる。
「ん、やぁ、ん」
「やっぱり電話越しより生身の方が色っぽいな」
香椎の手が滑らかに動きだし、その動きを止めるように足をぎゅっと閉じる。
「淫乱のお前がこんな状態で我慢できるわけねぇだろう? ほら、足、閉じんな」
ぐいっと乱暴に開かれてたちあがったモノが香椎の前に晒され、先から蜜を垂れ流してまるで誘うかの様に震える。
それを目を細めて間近で見つめる香椎だ。
「やぁ、見ないで香椎さん」
「何、いってやがる。こんなに浅ましい身体をしてやがってさ、嫌だと言いながら俺を求めてんだろ?」
と、射ぬくような目がその言葉を肯定させる。
その通りだ。
香椎を感じるだけで、体が火照り触って欲しいと主張し始める。
「後だって……」
垂れる蜜を指ですくいとり、蒼真の指より太くてごつい指が入り甘い痺れをもたらし、それをかき回すように動かす度に蜜が溢れて卑猥な水音がする。
それが良い所へと触れるたび、気持ち良くて善がりながら甘い声を上げる。
そろそろ指でなく香椎が欲しい。
誘うように香椎のモノへ手を伸ばせば、指が蒼真の中から抜けた。
「しょうがねぇな」
にやりと笑い、蒼真が欲しいモノを晒し、ドカッと椅子の上へと座り自分の膝を叩く。
「蒼真、座れ」
「はい」
嬉々としながら向い合せに座ろうとすれば、違うと言われて小首を傾げた。
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