19 / 42

第17話

?「日本到着〜っと、いやぁ〜今回も儲けた儲けた。さて、今日はどこに泊まるかな〜。」 空港に降り立ったやけに派手な長身の男は人混みに消えていった。 その頃四季荘園では、紫都李が朝から騒いでいた 紫都李「あぁぁぁ!ちょっと!誰ですか!俺のストックしておいたお菓子食べたの!」 兎黒「ふぁ〜。どーしたのぉ紫都李クン〜。せいり?...ンブッ!!」 兎黒は眠たそうに階段を降りてきたが紫都李に殴られている 紫都李「あんたか!あんただろ!俺のお菓子食ったの!吐け!吐き出せ!今すぐ返せ!」 紫都李は兎黒の胸ぐらを掴み前後に激しく揺する 兎黒「ちょ、ちょっと〜いつも俺のせいにしないでよぉ〜酷いなぁ。」 すると台所から朝ご飯を作り終えた緑心と黄泉が出てくる 黄泉「紫都李、荒れてる...。」 緑心「紫都李くん、どうしたの?何かあった?」 緑心は紫都李を落ち着かせようとする 紫都李「俺の、お菓子が無くなってて。」 半ベソをかきながら紫都李は緑心に訴える 緑心「困ったな...。」 黄泉「...あ。」 そうこうしていると黄泉が声を上げる すかさず紫都李は黄泉の方を睨む 紫都李「あんたか?あんたが食ったのか?」 凄い威圧に圧倒されながら黄泉は口を開く 黄泉「昨日の夜、兎黒と呑んでてその時に...。」 すると兎黒は思い出したように黄泉と顔を見合わせる 兎黒「あ!あぁ、あ〜...。えぇっと...。俺だわ〜ははは...。」 気まずそうに兎黒は笑う 黄泉「紫都李。ごめん。」 兎黒「ごめんね〜紫都李クン〜」 紫都李は頷く 紫都李「黄泉さんは許しましょう。でも、兎黒さんは許しません!!」 兎黒「んぇ〜なんで俺だけぇ?」 紫都李「謝り方に感情がこもっていませんでした!」 その言葉と同時に紫都李は兎黒に飛びかかる 緑心「ははっ!楽しそうで何よりですね〜」 黄泉「うん、許してもらえて良かった。」 ボコボコにされている兎黒を他所に、緑心と黄泉は噛み合わない話をする 緑心「さて、皆さん!朝ご飯食べてください!冷めちゃいますよー!」 そして、今日も穏やかな日々が始まった ?「あれ?ココどこだ?街どっちだろ。ま、いっか。」 〜17話end〜

ともだちにシェアしよう!