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第23話

朝からバタバタと階段を降りてくる足音が聞こえる 紫都李「緑心さんっ!!」 珍しく紫都李は緑心に怒っていた 緑心「...」 そして緑心も紫都李に怒っている 黄泉「紫都李。落ち着いて。」 紫都李「あんた!いい加減にしろよコノヤロー!」 紫都李は黄泉を避け緑心の耳元で叫ぶ 緑心「あ、黄泉さん。コーヒー入れてもらえます?すみせん、今手が離せなくって。」 黄泉「...うん。分かった」 緑心は紫都李の声を聞かずに手元のパソコンに目をやる 紫都李「無視すんな!」 そんなやり取りをしていると兎黒と青灑が階段を降りてくる 兎黒「んー?どぉしたの?珍しいじゃん2人が喧嘩?」 青灑「お、朝ごはん出来てるんだー。誰作?」 黄泉が緑心の手元にコーヒーを置く 緑心「あ、お二人共おはようございます。朝から騒がしくてすみません。朝ごはんどうぞ」 紫都李「お前、あんなことしていいと思ってんのか!?」 緑心は相変わらず紫都李をそこに居ないものとしている 緑心「それじゃ、僕ちょっと出かけるんで」 兎黒「あーい。行ってらっしゃぁーい。」 黄泉「行ってらっしゃい。」 青灑は卵を口にしたまま手を振る 紫都李「おい!まだ話し終わってねーぞ!」 緑心「はーい。いってきまーす」 緑心は早足に家を出る 紫都李「くそっ!」 紫都李は苛立ちで壁を殴る すると兎黒が声をかける 兎黒「ねね、何かあったのぉ?話聞くよ?」 紫都李「いい...。」 紫都李はとぼとぼと自分の部屋へ戻る 兎黒「んー、どうしたものかな。ね、黄泉クンは知らないの?」 黄泉「...知ってる。」 兎黒「うんうん、教えてくんね?」 黄泉「分かった。取り敢えずリビング戻る。」 兎黒「おっけー!」 青灑「面白そーだから俺も聞いてい?」 青灑は黄泉に聞く 黄泉は仕方なさそうに頷く そして3人はリビングに戻るとテーブルを囲み黄泉の話に耳を傾ける。 黄泉「...あれは、昨日の夜、2人が寝た後の話なんだけど...」 〜23話end〜

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