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第37話

逃げ出した兎黒と緑心は路地裏に入った 兎黒「ふぇ〜緑心クン何してんのぉ!?」 緑心「す、すいません...。兎黒さんがあそこに入っていくのが見えたので。」 兎黒「ココは一人じゃぁ危ないんだからさ〜」 緑心「あ、いや...。空もいたんですけど...」 そんな話をしていると数人に囲まれていることに気づく 兎黒「緑心クン。下がって...。」 兎黒は小声で緑心に指示を出す 緑心「この人たちは?」 兎黒「知り合いだけど...。でもあんまりいい関係じゃぁないんだよね。」 すると数人の背後から1人の厳つい男が出てくる 男「おーおー。兎黒じゃねーか?あん時はよくもやってくれたなぁ?オイ?」 兎黒「おー久しぶりぃ〜あの時は仕方ないじゃ〜ん?」 男「...まぁいい。恨みはきっちり晴らさせてもらう。やれ。」 男の声に部下らしき人たちは金属バットやらの武器を持って緑心と兎黒を囲む 緑心「やばくないですか?」 兎黒「ん〜。大ピンチだね〜。緑心クンは後ろにいて。」 兎黒は緑心を庇うようにする 緑心「兎黒さん。僕も戦えます。この人数なら2人の方がいいと思います。」 兎黒「え!?あ、そうなの?」 緑心「はい。格闘技ぐらいなら少し教えてもらっていたので。」 兎黒「おっけー。分かった。後ろ任せたよぉ。」 緑心「はい!」 緑心の返事と同時に数人の男が武器を振るう 兎黒はいつもの荒々しい動きで攻撃をしていく 緑心も負けず劣らず交わして攻撃を繰り返す だが人数は減るどころか次々と増えていく 緑心「兎黒さん!キリがないです!」 兎黒「んー確かに。どうするぅ?」 ?「りぃ〜しぃ〜!!」 そんなことを話しているとふと、どこからか聞き覚えのある声が聴こえる 緑心「...空!」 上を見上げるとビルの屋上から空が落ちて下の男達を倒していく 空「りし!かえる!」 緑心「う、うん。」 兎黒「んぇ〜空クンあそこから飛び降りたの!?」 緑心「すごいね。空。」 空は緑心と兎黒を担いで夜の街を走り四季荘園へ向かった 〜37話end〜

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