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第2話
紫都李が入居して約2週間が経つ頃
緑心「うーん。」
緑心は朝早くからパソコンと睨めっこをしていた
紫都李「ふぁ~...おはようござい...。」
起きてきた紫都李は邪魔をしないようにテーブルに用意されているご飯を食べながらコロコロ変わる緑心の表情を楽しそうに見ていた
緑心「はぁ~...」
紫都李「さっきから溜息ばっかりですね?どうしたんです?」
緑心「わ!?びっくりした~。起きてたんだ。おはよう」
紫都李が後ろから声をかけ、驚いた緑心の目の下には隈が出来ていた
紫都李「おはようございます。大丈夫ですか?徹夜ですか?」
緑心「あーうん、ちょっとね。ほら、ここが出来てもう2週間なのにまだ入居者が紫都李くんだけでしょ?」
紫都李「そういえば...入居希望者とかいないんですか?」
緑心「まー。これだけ街から離れてるからね。仕方ないよ。」
紫都李「うーん。そういうものですかね。でもこれだけ安い物件なら凄くお得な気がしますけど...」
そんな話をしていると突然、家のチャイムが鳴る
緑心「はーい。」
紫都李「こんな朝から誰でしょうね。」
緑心「うーん。希望者かなー?」
2人は顔を合わせ首を傾げる。
~2話end~
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