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第6話
?「居ましたよ!!」
?「お!ホントだ~」
顔を覗かせたのは紫都李だった
男「テメーら何者だ!死にたくなきゃぁさっさと帰りな!」
紫都李「緑心さん!!迎えに来ました!帰りましょう!」
緑心「紫都李...くんっ...。うん、帰りたいよぉ...!」
紫都李に向かってまるで子供のように泣き叫ぶ緑心
紫都李「はい!今そっちへ行きますね!...ちょっと!兎黒さん!早くあいつらぶっ飛ばしちゃって下さいよ!」
兎黒「え!?ちょっと~!紫都李くんってばさ、なーんで戦わないのさ~オニーサンもう動けないしー、疲れたぁぁ!」
紫都李「俺だって戦ってますよ!」
紫都李の手にはスタンガン、兎黒は素手で戦っている
緑心「紫都李くっ...うわっ...。」
緑心はとても立っていられる状態では無く、
気づけば周りのヤクザ達は全滅していた
兎黒「うわぁ~緑心くんだっけか?随分とえっちな格好してるのね~。」
緑心をまじまじと見る兎黒。
それを隠すように紫都李は緑心にコートをかける。
紫都李「兎黒さん辞めてください。キモイです。」
兎黒「んぇ~冗談だよ~」
そんな話をしていると外からパトカーらしき音が聞こえてくる
紫都李「いつの間にパトカー...。」
兎黒「俺が呼んだ~。ま、正式に呼んだのは俺の友達だけどね~」
緑心は疲れたようにぼーっとしている
紫都李「緑心さん、立てますか?」
緑心「あー...ごめん。骨折れてて...。」
兎黒「ほい。」
さり気なく緑心に向かって背を向けしゃがむ兎黒。緑心は困ったように首を傾げる
兎黒「おんぶだよ。お・ん・ぶ~!」
緑心「あ、す、すみません!ありがとうございます。」
よしよしと言うように兎黒が頷く
紫都李「俺だって緑心さんくらいおんぶできますよ!」
ボソッと紫都李が言った言葉に兎黒はため息を付いて兎黒は緑心をおんぶすると立ち上がり紫都李の前に立つ
兎黒「なーに言ってんの。俺のが年上だろ?年下は大人しく年上の言う通りにしとけ。」
紫都李の頭を撫でる兎黒
紫都李はそれに対しムスッとする
兎黒「ま、疲れてる中こんなこと言いたか無いんだがな、
お前らに悲報だ。俺らも逃げなければならない。」
緑心「...え?」
紫都李「...は?」
兎黒「説明は後だ!行っくよ~紫都李クン!」
紫都李「ちょ、ちょっと待って下さいよ!兎黒さん!!」
そして外に出ると警察は3人を追いかける組とヤクザの取締役に別れ緑心達は逃げながら街の奥へ消えていった
~6話end~
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