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頭がぼーっとする。 ここはどこだろう。 そっと目を開くと、高い位置に白い天井が見えた。 目だけで周りを見ると俺は肩まで真っ白な布団をかぶり真っ白なシーツの上に寝かせてれているようだった。 なんだか記憶が曖昧だ。 あれから、…授業があると言い残した男に拘束されたまま何かを突っ込まれそのまま放置された。 痛みと快楽から逃げられず思わず助けを求めて叫んでいた所に確か皆木が… …それなら、ここは保健室か。 ミシミシと痛む身体を無理やり起こし、カーテンで囲まれた周りを見渡す。 遠くからコポコポとお湯の沸く音が聞こえてきた。 「……ん、…?」 下を見ると俺は真っ白なパジャマを着せられているようだった。 そういえば、俺は制服を身につけてなかった。 体に触れてみるともうベタつきも気持ち悪さも何も無い。 皆木が体を拭いてくれたのだろうか。 ダルさにぼーっとカーテンを見つめていたが、はっとする。 思わず考えるより先にズボンへ手を突っ込み後ろへ触れた。 そこも何事も無かったかのようにもう液体を感じることは無かった。 けれど、俺は確かに中に出されたはずだ。 「…ぁ、……薬、…っ」 無意識にそう呟き思い通りに動かない体を無視するようにカーテンを勢いよく開いては保健室の中を見回した。 薬、薬を飲まないといけない。 あんな奴のを孕みたくなんてない。 錯乱して判断力がなくなってくる。 薬、薬。 皆木に取り上げられた薬。 あの時、皆木がいた机の周りを見回す。 あのまま置いてあったのだろう。 机の真ん中にはポツンと一つの瓶が置いたままになっていた。 飲まないと。

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