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変装
結局レイラは平然としてスカートを履いていた
ていうか…ほんと女の子みたいだな…
俺の膝に座りながらレイラは首をかしげながら俺の見上げてくる
俺がソファーに座って鞄の中身を見てたら着替えたレイラが当然のように俺の膝に座りに来たから可愛すぎてずっと悶えていた
「まだ行かないですか?」
レイラがじーっと俺の顔を見つめながら問いかける
「うん,うん,行くけど…」
可愛すぎてこのままでいたい気持ちもある
俺はレイラの肩に頭を乗せてプルプルと震えながら悶絶する
レイラはオドオドしつつも悶えてる俺の頭を遠慮気味に撫でてくる
あー!もう可愛いなぁ!!
「レイラ~行く前に変装しなきゃなんだけどどんな感じがいいかな~」
まぁ,一応モデルだし顔を隠したいのは山々だけど昨日みたいな格好は流石に買い物行くには良くないと思う
だからいつも買い物はネット通販かウィッグとカラコンを付けて変装していく
今日はどうしようかな,適当でいいけど折角だしレイラ好みの格好をしたい
「変装ですか…?」
「そ~しなきゃいけないからさ。顔バレするとヤバいから。何色の髪がいいと思う?目の色とか…」
レイラはキョトンっとしながら首を傾げた
「ヤマトさんならなんでもいいです」
またそういう事言う…
俺はレイラを再びソファーの端に座らせるとレイラはキュッと俺の服を掴んだ
「着替えてくるだけだから待ってて」
俺はチュッとレイラの目元にキスを落とし,こくっと頷いて手を離したレイラを後に寝室へ入っていく
適当にウィッグを取り出し付ける
黒髪で少し長めの髪,カラコンは…いっか,めんどくさいし
それから俺は適当に着替えて部屋を出る
「お任せレイラ」
レイラは俺に気付くと目を見開いて暫く固まってから無言で近付いてきてハグしてくる
それから臭いを臭ってるのかスンスンッと小さな鼻息が聞こえてきて落ち着いたかの様にホッとしては俺の顔を見上げてくる
可愛いなぁ!!もう!!
俺がギューッと抱き締めるとレイラは苦しいのか表情を歪める
あまり表情が変わらない子だけどこういう時はちょっと分かりやすい程度に表情を変えるからそれが可愛くて可愛くて仕方がない
「行こっか」
俺がそう言って手を離すとコクコクッと小さく頷いてからパタパタも小走りで玄関に向かう
スカート抵抗ないのかなぁ…と改めて思う
俺は鞄を手に持つとレイラの後を着いていき靴を履いた
「やっぱり少しスースーします…」
レイラが下を向きながら靴を履きつつそう言った
やっぱり男だとスカート違和感あるよな,
なんて思って数回頷く
「手が……」
そっちかい!俺は思わず心の声でツッコミを入れた
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