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日本という国 2

俺は道が分からないも取り敢えず俺の傍を離れず歩くこの子の飼い主を探し歩く 本当に…何がどうなってこんな所に居るのか… 俺は自分の水色のジャージの裾をギュッと握り締める するとその時,ある広場が見えた そこには階段を登っては坂を滑って降りたり, 棒の支えから鎖で吊らされてる椅子に乗ったり, 子供たちが遊んでいた 「ここは……」 俺は白いモフモフのこの子を連れてそこへ足を踏み入れた 遊び場? 俺は辺りの子を見渡す 子供ばかりだ… 偶にまだ足もとのおぼつかない幼児とその母親らしき人物が居るが数える程の人数でもない 一人一人に視線を送ってこちらをふと見た時にモフモフへと目線を下げる つられて皆この子へ目線をやるがやはり飼い主らしき人物は見当たらない 諦めてこの場を離れようとした時… 「レイン…!!」 誰かに手を引かれた 俺は少し驚くももしかしてこの子の飼い主か?と思いながら後ろを振り返る そこには黒帽子に黒いメガネ,マスクと如何にも不審者極まりない男性が立っていた……

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