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第38話*

 ちょっと苦笑しながら、晴斗はするりとズボンを抜き去った。案の定彼は下着を身に着けておらず、パジャマを抜いた瞬間、勃起した男性器がぶるんと飛び出した。  ――それにしても……。  小さく唾を呑み込みつつ、そっと股間に手を伸ばす。驚くほど体毛が少なく、柔らかい上に程よい弾力がある。男性器はついているけれど、それも平均より小ぶりなせいか、さほど生々しいとは思わなかった。万が一、萎えたらどうしよう……と心配していたが、萎えるどころかあまりの肉体美にぞくぞくしてしまった。尻の割れ目の少し上、尾骨辺りから銀色の尻尾が九本生えているところも、またソソられる。  本当に九尾は美しい。 「あっ……」  ぐいっと下半身を引き寄せ、長い脚を抱え上げる。自分で膝を抱えるように言ったら、九尾は素直にそれに従った。膝裏に手を入れ、悩ましげな表情で脚の間からこちらを見ている。やはり抵抗はして来ない。  ――おいおい……ヤバいって、そんな顔されたらさ……。  俺の方が止まらなくなりそうだ……と恐れつつ、晴斗は形のいい尻に手をかけた。  引き締まった臀部を割り、指で割れ目をなぞっていく。尻尾の生え際から股間の前側に向かって触れていくと、途中で小さな蕾にぶち当たった。そこは指先が触れた瞬間、ヒクンと震えて更に小さく窄まった。試しに軽く指で押してやったら、拒むように跳ね返しつつも挑発するようにヒクヒク痙攣した。 「は……あっ……」  こんな恥ずかしいところを弄られているのに、それでも九尾は抵抗しない。さすがに直視はできなくなったみたいだが、背けた顔は真っ赤で、再び涙を滲ませていた。間違っても、先程の悲しみがこみ上げてきたわけではないようだった。  晴斗は念入りに指先を舐め、少し力を込めて秘所につぷんと差し込んだ。

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