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第125話*
潤んだ目から涙をこぼし、太ももをぶるぶる震わせて感じている。あからさまな声を上げるのははしたないと思っているのか、手の甲を口元に当てて必死に声を抑えていた。本当に九尾は快楽に敏感である。
――これも、晴明さんに開発されたからなんだよな……。
そう思ったら、少し悔しくなってきた。あの陰陽師に何もかも後れを取るのはシャクだ。どうせなら、彼が教えなかったこともいろいろ経験させてあげたい。平安時代にはない道具を使ったプレイや、ちょっとハードなことも教えてみたい。九尾の反応ならきっと存分に愉しめるだろう。
口で九尾自身を愛撫しつつ、片方の手を尻に回す。なめらかな臀部を十分撫で回した後、つつ……と指先で割れ目をなぞった。股間の体液と唾液が伝い、奥に隠れている蕾を濡らしていく。
晴斗はそこに、ずぷっと一本指を突き入れた。
「っ……あうっ!」
案の定九尾は激しく感じ、腰をびくびく跳ねさせた。口の中にうっすら苦味が広がり、先端からねっとりした熱があふれてくる。
ちょっと刺激を与えるとすぐに反応する。さほど恥ずかしがることなく脚を開き、普段は見せない場所まで全部見せてくれる。いつもはおとなしくて清楚なのに、とんでもないギャップだ。魔性の美男子とはこういう人のことを言うのかもしれない。
「ああっ、あっ、晴斗……っ」
太ももで晴斗の頭を挟み、震えている九尾。柔らかな粘膜が熱く溶け出し、下の口からとろりとしたものがあふれてきた。気持ちよくてたまらないのか、自ら腰を突き出し、指をきゅうっと締め上げてくる。指二本くらいでは全然足りないらしく、更にもう一本追加しても何ら痛がることなく美味しそうに飲み込んでいった。
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