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第129話*

 晴斗は中途半端に解けている九尾の秘所に己をあてがい、そのまま一気に貫いた。 「あああっ!」  衝撃で九尾が仰け反り、大粒の涙が飛び散った。反射的に両脚が跳ね上がり、身体を細かく震わせている。根本を縛られていなかったら、間違いなく達していただろう。 「え、な……なんで……?」  イくべきところでイけなくて、九尾はかなり動揺しているようだった。自分の陰茎が普段より更に赤黒く変色しているのを見て驚き、恐れている。 「晴斗、これは何故……?」 「ああ、大丈夫だ。何も変なことじゃない。我慢すると誰だってこんな風になるからな。心配する必要ないさ」 「だけど、その……なんか紐が食い込んで……ジンジンして、痛いんだが……」 「痛い? 『イタ気持ちいい』の間違いじゃね?」 「……わ、わからない……」  わけがわからなくなっている九尾に微笑みかけ、唇にキスしてあげた。 「ま、すぐにわかるようになるだろ。九尾、学習能力高いからな」 「……本当だろうか……」 「本当だって。さ、続きをやろうぜ」 「あっ……ひぃ!」  ゴリッと奥を抉ってやったら、九尾は喉を反らして喘いだ。繊細な襞を強く擦り、しこりになっている部分を念入りに突いてやる。 「ああっ、ああ……あ、いい……っ!」  いいところを突かれる度に腰をくねらせ、長い脚を晴斗に絡ませてくる。身体の中を直接刺激されるのが好きらしく、自分から抱きついて濃厚なキスを見舞ってきた。  ただ、十分すぎる快感は得られても、絶頂だけは手に入らず辛そうだった。綺麗な顔を苦しそうに歪め、ボロボロ涙をこぼしている。我慢の容量はまだ大きくないようで、無意識に股間に手を伸ばしていた。 「ダメだ、九尾」  せめて紙縒りだけでも引き抜こうとする手を、まとめて頭上で押さえつける。  すると九尾は啜り泣きながら懇願してきた。
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