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第133話*
「三尾が?」
「そうだよ。というか、アイツもしばらくここに住み付くつもりなんだろ? 図々しいことこの上ないけど、あまり邪険にするのも悪いしな。どの道、このアパートじゃちょっと狭すぎるわけだ」
「それもそうか……。なんだかすまない。二人もまとめて世話になってしまって」
「いいって。タヌキはともかく、九尾は何も気にする必要ないよ。というわけで九尾、どこに住みたい? 大学に通える範囲なら、どこでもいいぞ」
「いや、そんな……。私は、晴斗と一緒にいられるならどこだっていいんだ」
ますます可愛いことを言うので、ついに辛抱できなくなった。
晴斗はくるりと九尾の身体を反転させ、壁に向かって立たせた。
「あっ……! ちょっと晴斗、何……?」
壁に手をつき、九尾が首を捻ってこちらを見る。いきなりのことで、少々戸惑っているようだった。
晴斗は笑いながら言った。
「お前、いろいろ可愛すぎなんだよ。というわけで、ペナルティーとしてもう一回な?」
「えっ……!? さっき思いっきりやったじゃないか」
「九尾が可愛すぎるのがいけないんだろ~? とてもじゃないけど、ハグだけじゃ足りねぇわ」
「そ、そんな……。身体洗ったばかりなのに……」
「また洗い直せばいいだろ。だからホラ……やるぞ?」
そう言ったら、九尾は困った顔をしつつも、こちらに尻を突き出してきた。濡れた先端を窄まりに押し当てた瞬間、入口がべろんとめくれ上がった。既に晴斗を受け入れる準備は万全で、淫猥な刺激を今か今かと待ちわびているみたいだ。
「あっ、あっ……はああ……っ」
一気に根本まで押し込み、ゆさゆさと腰を揺すってやる。九尾は嬌声を上げてそれに応えてきた。さすがはセックス大好きのキツネさんだ。
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