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試験の結果
「では、結果を話す。全員合格とするが
谷川亮、そなたに話がある残れ」
「はい」
また緊張感が増してきた。僕を呼んだ
方は最初の試験監督だった。
「わざわざ呼んで済まない。私は
そなたの頭の良さと礼儀正しさに
惚れた。亮、お前を女官7位にする」
「は、はい。感謝します」
意外な事が起こり、信じられない気持ち
でいっぱいだった。
女官にも位がある。女官10位から1位
女官5品から1品まである。通常は10位
から始まり、位が上がるのには最低1年は
かかると言われている。
そんな中、亮は7位に上がれたのだ。
それは歴代にもいない出来事だった。
「今から私の部屋に案内する。来い」
案内され、歩いて行くと広い部屋が
見えてきた。
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