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告白の返事
「やっと、2人になれたな」
少し強い力で抱き締められると
安心すると共に、ドキドキして
しまう。
「亮、今ここで告白の返事が欲しい」
「えっ」
帝の目を見ると、何もかも見透かして
いるようだ。身分の差を埋める
事は出来ない。しかし、この方の隣に
いたいと思ってしまう自分がいる。
不意に顔を上げると、返事はまだかと
言いたげな表情をしている。
亮は思い切って自分の本当の気持ちを
伝えると決めた。
「龍一様、私は・・
あなたの事が好きです」
恥ずかしくなり、目を背けると
顎を上に向けられ口付けを交わした。
まだ、口付けに慣れていない亮は
すぐに唇を離そうとするがそれを
許してもらえなかった。
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