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会う事はもうない
「荷物はこれだけか」
本を数冊鞄に入れたあと、退職願を
書いて机に置いた。
(少し眠ろう)
1時間は歩かないといけないので
仮眠をとる。
30分は寝ただろうか。今は12時30分
門番の前まで行くと管理人が2人いた。
「女官2位様、どこに行かれるの
です?」
「帝から1週間の休みをいただいた
ので、少し旅に出る」
少し疑われたように感じたが、その
まま通してくれた。
(さようなら、龍一様)
僕は早歩きで門をくぐった。
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