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知らせが届く
午後18時になった頃、亮様が
見つかったとの報告があった。
「帝、亮様を見つけたと報告
がありました」
「それは、本当か?!」
久し振りに笑顔の帝を見た。
私は、信頼出来る部下に帝を
任せ亮様の所に向かった。
途中までは馬車で行き、後は歩いて
例の宿についた。部下に聞いてみると
この宿には泊まっているがまだ帰って
きていないらしい。まずはこの周辺の
場所を捜す。確かこの場所には月下橋
があったはずだ。
急いで行くと、月に照らされた亮様が
いた。ここにいた全員が見とれていたが
合図を送り亮様に声をかける。
「亮様」
「えっ、誠様どうしてここに」
何をしに来たのか察したようで
逃げようとした亮様の腕を掴み
鼻に睡眠薬をつけた布を押し当てた。
意識を失った亮様を馬車に乗せ王宮
を目指した。
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