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保健室

ある日の放課後。 俺は、成一を探していた。 「…たく、成一のやろー。授業サボりやがって」 成一が授業をサボるのは珍しい事ではなかった。毎日では無いにしても、度々屋上や保健室で授業が終わるまでサボっている。 そのたびに呼んでこいと頼まれるのは俺だった。 「屋上いなかったし、…保健室か」 正直、保健室まで呼びに行くのは乗り気じゃない。 以前保健室へ呼びに行った際、エロいと話題の女保険医が成一の上に跨がっているという図を目の当たりにしたからである。 「…はぁ……しつれーします」 意を決してドアを開けるが、保健室の中はとても静かだった。 あ、あそこのベット。カーテン閉まってる。 電気も付けず少し暗い部屋の中、成一が寝ているであろうベットへ近付く。 「…成一?」 ゆっくりカーテンを開ければ、気持ち良さそうに眠る成一がいた。

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