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第4話

う~ん・・・何か面白くない・・・ 俺は先生に一声掛けて、皆に用が出来たからまたな♪と言って店を出て行った。 う~んどこに行ったんだ?あいつ…… 暫く歩くと薄暗い小路で人の声……2~3人が嫌がる子に声を掛けてる・・・ 無視を決めて歩き出そうとしたら、足元に瓶底メガネ?まさか……? 俺はそこに脚を進めた。目に写るのは直哉と男達・・・俺は壁に腕を組み寄りかかった 「なぁ~お前ら何やってんの?」 「隼……人!」 「ァア!見て分からんの?おら大人しくしろよ!」 逃げようとする、男は直哉の顔を殴る・・・一人は直哉の服をハサミで切り始める、一人は腕を押さえてる・・・ 「あのさぁ~それ合意?」 直哉は首を振る。殴った男は 「ハッハッばっかじゃねぇ?後から善くしてやるから同意に決まってんじゃん」 「それっ俺も混ざって良い?」 男は俺に向かって歩く。ニヤニヤしながら……。 「ヘェ、交ざりたいんだ?良いねぇ~ならよ~先に俺としてみねぇか?こんなイケメンなら俺の相手にふさわしいなぁ♪」 「ハッハッ、俺はバリタチだよ♪ネコになってくれんの?」 「んな分けないだろ~お前がネコになんの!」 俺は笑いながら 「ハッハッそれこそありえねぇ~な、 よっと!」 バキってクリーンヒット♪男はあっけなく倒れた。 「ハッハッ♪ありゃまぁ!お休みか?」 残った男達も、俺に向かって来る。あっさり片付けちゃった。 男達は決まり文句を言いながら逃げて行った。 直哉は怖さから気を失った。服がボロボロでどうしたら良いかな? 直哉の身体を起こし俺のジャケットを掛けて座らせ隣に腰を下ろした。肩を側によせ頭を撫でた。タバコが5~6本程吸い終わる頃にやっと直哉が気がつき、俺の姿を見て 「ッ……隼……人ォ」 直哉は震えながら、俺にしがみつく。 「直哉・・・2~3日俺ん所来る?話したい事が一杯あるんだよ」 直哉は首振る 「隼人……僕も話したいけど……行けない」 「あっそ……、なら俺はホテルに戻る。」 「ごめん、隼人……ありがとう」 直哉はジャケットを俺に返すか迷っていた。 俺は名刺の後ろに住所を書いて渡す 「迷うなよなぁ~その格好ではまた狙われるぞ、ジャケットは返さんでも良い。けど……返すんならそこに送ってくれ」 「ホストクラブ翔?って」 「ホストしてる。翔は源氏名……これでもNo.2なんだよ♪」 「……わかった。クリーニングして送る。隼人……本当にありがとう」 泣きそうな笑顔で、手を振りトボトボ帰る直哉・・・。 「っ……直哉!待てよ!」 腕を掴み、唇を重ねた。 「フッ……ンン」 ズルズルと壁に寄りかかったまま座り込んだ。 背中に恐る恐る腕が回る……抱き締め何度も唇を重ねた。舌を歯並び沿いにそうと口が開く、迷わず直哉の舌を絡める 突然、携帯がなり慌ててジーパンのポケットを探すがあれ?音はジャケットの内ポケットから聞こえる・・・慌ててポケットから出した。画面を見ると奥さんの名前 『もしもし、香織?どうした』 『もしもし隼人さん?』 『えっお義母さん?どうしたんですか?』 彼女が倒れたとの連絡、俺は慌てて時間を見てとりあえず、ぼぉ~としている直哉を危ないからほっとけない!仕方ないじゃん。手を引き汽車に乗る…… 「ハッ……は……隼人?ぼ……僕何でここに?」 「わりぃ、ちょっとかみさん倒れたんだで、あのままでは……危ないから連れて来ちまった。」 「えっどうしょう……」 「直哉・・・わりぃ、とりあえずホテルに予約入れるから……なっ明日の切符代とホテル代渡しておく……」 財布を取り、中身を見てとりあえず10万を渡した。 直哉はびっくりする 「こ……んなに?良いよう。多すぎるって」 「ばぁか、迷惑料だよ。とりあえずホテルに送るから休んでくれ!俺は病院に駆け込むから……」 「病院?」 「……あぁ……だから倒れたんだよ。かみさん」 「えっ?大丈夫なの?」 「分からない、行ってみないとわからねぇ~。」 到着後ホテルに送って、すぐ病院に向かった。

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