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「一息入れようぜ。もっとゆっくり触れ合いたいんだ」
好きだと言ってた大きい目で、じっと見つめる。こっちとしては命乞いにも等しかったが、効果はあったらしい。
「せっかくノンケの俺を連れてきたんだろ?結論いそがないで、もっとソッチの楽しみ方教えてくれよ」
畳み掛けると、ようやく体が離れた。
「そうだな、それも悪くねぇ。そのままお前を俺のモンにしちまう手もある」
「うーん、それはどうかなァ」
また意味深に笑うのを、適当に受け流す。ここへきた時よりは、男同士も悪くないと思い始めてはいたけれど。
俺のケツは少しだけ固く閉じた。
彼が触れると、体が跳ね上がった。
「ふん、本当にバージンらしいな」
指先で突きながら、ニヤニヤしている。
「だからさっきから言ってるだろ、そうだって」
彼が指を舐める。そのまま触れてくる。俺の体は拒絶しなかった。
「あ……あっ」
ベッドの上で背を逸らす。
指が奥に入ってくると、さっきより少し苦しい。
「力を抜け、男にも女みたいに気が狂う場所があんのさ」
言いながら容赦無く指を進めてくる。あの体格の指だから、まぁまぁ太い。座薬の違和感とはまた違う、ピリッとした痛みを伴う。先に進まれるたびに、ケツの穴がキュッと締まるのを感じた。
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