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「あっ、やめろ、よ」
「本当に素直じゃないな、気持ちいいんだろう?ん?」
先端から口に含まれると、そのまま全部食われちまうんじゃないかと思うくらい深くまで咥えられる。
しかも吸い付く力がすごい。少し歯が当たるのすら気持ちがいい。刺激が強すぎて、腰が浮いた。
「あっ!あー、もぉ…お」
上半身を捻り嫌がる。動くたびにまたケツの穴が締まるのを感じる。
女じゃ感じられない気持ち良さだった。
男らしいですね!なんて黄色い褒め言葉を真に受けて調子に乗ってたけど、もはやその面影もないだろう。
ズルズル音を立てて吸われ、腰も浮いてくる。
イキたい。
そればかり考え始めた。
「もう爆発寸前だな、どうする?」
そんなこと聞かないでほしい。けど、このパターン女相手に俺何回もやってたわ。なんてことを言わせてたんだ、と少し後悔する。
「……イキたい」
悩むのをやめて、欲望に忠実に従うことにした。強がったところで相手は俺よりも経験値が高いんだから。
「ふふん、素直でいいな」
男としては歓迎されないだろうか、ここまできて俺が男らしく振る舞うシーンもない。
男として、男を受け入れるしかない。
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