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第3話
目が覚めると、一心の部屋のベットに寝かされていた…。制服は脱がされ、一心の服を着せられていた。
「いち…?」
「……優、目覚めた?」
「…いち、なんで僕ここにいるの?」
何故一心のベットに寝かされているのか記憶が無く疑問をぶつければ、哀しそうな表情を一瞬見せたが、優人は気付かなかった。
一心の話によれば、夜中に寂しいと言って訪ねてきたから一緒に眠って、朝食の準備に
キッチンに行っていたところ呼ばれた気がして戻ってきたそうだ…。
「いち、迷惑かけてごめんね……」
「そんなとこ無いから気にするな。それより、飯だ、飯。早く食べないと遅刻する」
昨日の夜、何かを見て不安になって一心に会いに来たような気がしていたが…。
一心が "違う" と言うならそうなのだろうと思い朝食をご馳走になった……。
今日は金曜日だから、また一心に泊めてもらいたいなぁと思いながら二人で登校したのだった
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