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第8話

いちの家に着くまで無言だった…。それでも、居心地が悪いと思わないのは、僕がいちに依存してしまっているせいだろうか…。 元々は、両親とも仲がいい家庭だった。父さんとはよく遊びに行ったし、母さんは優しかった 原因は僕自身だったのだ…。僕がまだ幼かった頃。その日は暑い夏の日だった。いちと公園で遊んでいた時、ボールを追いかけて車道に飛び出して車と接触した。 幸いにも、命は取り止めたが…。輸血のための血液が、父さんと一致しなかった…。 母さんは、強姦に合っていたらしいのだ。 父さんには知られるのが怖くて相談していなかった。父さんは、母さんが浮気をしたと思い込み、血の繋がらない僕に厳しく辛く当たるようになった。母さんは、そんな父さんを見て、僕を産まなければよかったと嘆くようになった。 その日を境に僕は家族が嫌いになった。家では冷たいご飯が当たり前になり、年齢が上がるにつれ、綺麗になっていく容姿。 強姦魔に似て女顔で、美しくなっていたみたいだ。母さんは時々僕を見て発狂しものを投げつけてきた。父さんは、僕を、まるで空気のように扱うようになった…。 そんな僕のそばにいたのはいつだって "いち" だけだった。彼が僕の特別になるのは簡単なことだったのだ…。 だから僕が甘えるのは "いち" だけ。 頼りにするのも "いち" だけ。 信用しているのも、好きなのも、愛しているのも……、"いち" だけなんだ…。 「いち、話があるの…」 だからこそ、僕は賭けに出ることにしたのだ

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