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プロローグ-7
しかしその心配はすぐに消え、さっそく返信が来る。
【遥斗】
『こちらこそフォロバありかとうございます。
プロフィールにある通り、サディストのゲイです。
遥斗で構わないので、どうぞ仲良くしていただければ嬉しいです(*´ェ`*)』
【麻生】
『じゃあ、遥斗で。
生憎俺のユーザーネームもはるとって読むので、麻生で構わないですよ( ´∀`)』
【遥斗】
『じゃあ麻生って呼ばさせていただきます( ・`ω・´)
せっかくどちらとも呼び捨てなので、タメでチャットしませんか?』
【麻生】
『OK!よろしく!』
【遥斗】
『よろしく!麻生!』
プロフィールを見た感じめちゃくちゃ丁寧でいい人って思ったけど、チャットで話してみるとかなり違うもんだな。
どちらかといえば男性でも文章がかわいい感じ。
というかサディストの男性同士が話すと「野郎はいらねぇ」って感じだから、遥斗みたいな感じの人は話しやすいかも。
【遥斗】
『実はゲイのサディストさんって少なくって……。
ガンガン話しかけていい……?』
【麻生】
『大丈夫大丈夫!
というか俺は初心者だからむしろ教えていただきたい……( ´,_ゝ`)』
【遥斗】
『俺も最初はそんなんだった……( ´△`)
もちろんオッケー!フェチとかいろいろ話そ!教える!』
【麻生】
『ありがとう!非常に助かる!
じゃあ遥斗の経験上注意しなければいけないこと教えてほしい……』
【遥斗】
『いっぱいあるよw
まずはやっすいローターは使わないことかな。
安いのはまじで注意』
【麻生】
『俺がMだった頃やっすいローター使って大変なことなった……。
安いローターはまじで危険……』
それから会話は弾み、いつの間にか時計の針は8を指していた。
といっても夜ご飯を食べる気は起こらなくそのままチャットを続ける。
しかし珍しくシェアハウスをしている相方が戻ってきたため、俺は一旦終了させそいつの元へと向かった。
なんせ相方は手がかかる上にふらふらっとどこかへ出掛け泊まり、実質俺の独り暮らし状態。
そろそろ問い詰めたい。
大体食費が俺の負担ってのも……勝手に食っていつの間にか無くなってるし。
【彰太】
「久しぶり」
【麻生】
「久しぶり……」
……。
会話なしか……まあ分かってたっていうか。
相方……友永彰太は俺に興味がない。
というか関わる時間が短すぎて、話題を出しづらいし……なんていうか近寄りがたい。
大家さんの知り合いらしくってあまり文句は言えないけど……少なくとも偏見だがいいやつって認識が無い。
【彰太】
「……腹へった」
残念ですね彰太くん。
生憎俺作ってません。
【彰太】
「……はぁ」
溜め息なんてつかれると俺過ごしにくいし、こいつは本当に何を思ってるんだか……関わらない方が身のためだと感じた。
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