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第7話

3日に一度だった逢瀬は 2日に一度、気が付くと、 いつの間にか毎晩になっていた 会うたびに溺れてく 知らなかった快感 甘い抱擁 優しい温もり 毎晩、大切に抱かれて芽生えてしまった 汚れた体に不釣り合いな想い 「あ……ァアッ!霧雨さま…… 俺……もう……!!」 「可愛い……琥珀…… 顔を見せて……」 「だ、駄目です!俺だけなんて…… んんっ!霧雨さまも一緒に……」 「可愛い事を言うな。 ホラ……口を開いて……」 「ハ……んぁっ!んーー」 口づけをされながら、奥を攻められると、 すぐに達してしまう 回数を重ねる度、霧雨さまはより一層、 甘く優しく俺を抱いた 終わった後 霧雨さまは必ず、俺を優しく抱きしめた 髪を撫でられ、目が合うと口づけをされる 俺は男娼 当然、立場は(わきま)えてる なのに あなたに抱かれる度、 幸せを感じてしまう自分がいる 霧雨さま…… あなたに抱かれると胸が痛い あなたが笑いかける度、胸が苦しくなる あなたが帰った後は寂しくて…… 温かい温度を思い出しては、 切なくて泣けてくるんだ……

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