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第74話
三雲『ぉ、れ…』
泣きながら話そうとしてくれる三雲に胸が締め付けられる。
新武『…うん?』
三雲『ずっと好きだった…グスッ
でも‥た、くさんいろんな人と、
いちゃいちゃ…嫌だった…
モヤモヤした…
どんなに、俺のそば、に、
自分のいけ好かないやつがいて、も…
俺と、会うと駆け寄ってくれて…
すご、く…嬉しかった…ヒック…
俺も大好きぃ…グスッ
付き合ってほしいっ…!!』
大きな瞳から涙を溢れさせる愛する人。
いつも飄々としている姿からは予想が出来なくてこの状況には不謹慎だが、ときめいてしまった。
新武『(ッ…マジでか…、
本当に…可愛ええ…やばい…襲いたい)
…俺も大好き、愛してる。
恋人同士になれたわけやし、これからもよろしゅうな!』
屈託のない笑顔で笑いかける新武に改めて好きだと実感した。
三雲『(むっ、むかつくけど、
格好いい…本当に…格好いい…)
う、うん/// 』
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