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第77話

会長が不思議そうに僕の顔を覗いてくる。 紅華『どうした?』 七瀬『何がです?』 紅華『なんか、変?』 どうしてかは知らないけど、会長を直視できません。 それにこんな気持ち初めてです。 でもそれを本人に直接言う訳にも行かず… 七瀬『そ、そんなことはない…です。』 明らかにおかしいが、それ以上に聞き出して来ることは無かった。 紅華『ふーん…、腹減らねぇ?』 七瀬『確かに、空きました。』 お腹がなるのを我慢していると突拍子のないことを言われた。 紅華『じゃあまず、敬語やめろ。』 七瀬『じゃあって何も関係してない!…敬語かぁ。』 紅華『なした?』 七瀬『いや、三雲たちには使えるんですけど今月初めてタメ語つかって…』 紅華『いーから、同い年だぞ?』 七瀬『はi…じゃなくて、ぅん…』 慣れない話し方に言い直してしまう。 紅華『(無限に可愛いな…)           それでいい、腹減った…』 七瀬『…食堂は嫌だし作る?』   紅華『俺は、料理できない。』 七瀬『僕が料理する…??』 紅華『穂波、できるか?』 七瀬『うん。』 紅華『じゃあ、お願いする!』   七瀬『リクエストありm 、ある??』 紅華『ははっ、オムライスが好き。 ふわとろの…』 七瀬『(ボソッ可愛い…』 紅華『ん?なんかいったか?』 七瀬『ううん!僕もオムライス好き!』 紅華『お前を食うのもいいな…』 七瀬『はぁ?!!!!!!』 紅華『冗談だ、材料はある。』   冗談か。 ちょっと、残念… 残、念?? 僕はどうしたんだろうか… 七瀬『作るので、くつろいでて!』 紅華『あぁ。(敬語混ざってる笑)』

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