ん… 目を覚まして何となく時計を見ると、時間はギリギリ。 スマホを見るとメッセージが来ていた。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー Dear 七瀬 ナナ君報告があります！！！ わたくし、垣田三雲は… 彼氏ができました！！ ナナ君のおかげです♪ 寂しいことにナナ君と一緒に居られる時間が 減ってしまいますことを お詫び申し上げます｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡ From: 三雲 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 予想はしてたし、二人が付き合うことが出来て嬉しいけど内心複雑。 なんか、娘をおくりだす父親みたいな… 自分の思ったことに苦笑していると時間がギリギリなことを思い出した。 あ、ゆっくりしてる暇ないや… 遅刻しちゃう。 まぁ、サボるけどね？ 顔を洗うために洗面所へ来て鏡を見る。 少しほっぺた腫れ引いたかな… まだ少し腫れて赤い頬をさすってから、支度を終わらせて部屋を出た。 寮ですから、余り時間をかけずに学園に着いてしまった。 それからはいつもの如く屋上へ向かう。