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第95話

義兄「そんなの、人使えばちょちょいのチョイだよ。」 人…?? でもハッキングされない設定にしてるし、全寮制だし、友達…?外部…? 脅されて…なら、 七瀬「だれをです…?」 義兄「おぉ、七瀬は頭がいいね。そんなとこまで分かっちゃうか。」 七瀬「わ、わかりますよ…」 義兄「ちょっと、俺と約束しようか?」 七瀬「約、束…?」 なんか、怖かったから無理やり押して会長を部屋から出して一礼をする。 納得いかないみたいだが扉を閉めた。 義兄「現お義父さんには内緒ね?あと、電話したら出ること。今はこれぐらいかな〜… 早く七瀬の快楽と絶望に満ちた顔見たいなぁ。 あ、すっかり忘れてたけど、母さんがどんな形で死んだか知りたい?」 七瀬「…どんな形って…」 やだ、聞きたくない…聞きたく… そんな願いは届かず、話の内容にそぐわない明るい声で話された。 義兄「もう滅多刺し!!! お父さんさ"性欲処理の七瀬"が母さんのせいで 捨てられたことにマジギレしてさ、血塗れだったよ。それから、まっとうに仕事してたなぁ。 おっと、時間だー!またねぇ。」 ブツリと電話が切れても耳からスマホを離せない。 性欲、処理…滅多刺し…僕のせい… 兄さん…今更僕に何しろって…? 放っておいてよ、 構わないでよ… お義父さん…助けて。 バタッ            そのまま気絶した。

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