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第97話
いつものように着替えて寮から学校へ向かう。
ただ、1つ違うところがある。
それはポケット内のスマホを握りしめてい、冷や汗を流していることだ。
いつ兄からの電話が来るかわからない。
言うことを聞かなければ友達や周りの人がが危ないだろう。
僕の元の家族の家系は、今は抜かれてしまったが
世界の組織の一つであった。
だが、刺青はその組織のものではない。
実は七瀬は和哉さんに引き取られる前の、元の家族も本当の家族でない。
隠し子だった、それもすごい組織の。
…まぁ、どの家族にも捨てられたことには変わりはないが。
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